vivid 君ヲ求メタ




恐る恐る中を覗くと、病院の指定の青いパジャマを身につけた黒髪の人が居た。


「……」


広い背中。


男は、私たちの気配に気づいたのか…そっと振り向いた。

「……春川??」


夜草さんだった。

「何で??」

…ここにいるの??

夜草さんの顔が、悲しみに歪んだ。






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