君の光を想う
そして、昼。
「はい、どうぞ!」
屋上で佐倉が広げたのは、お重の弁当。
彩りも良く、凄く美味そう。
でもどうしたんだ、これ…。
「おー!スゲー美味そう!」
「なっちゃん、どうしたの?これ…?」
俺も気になった疑問を柚が投げ掛ける。
聖は弁当を見て、テンションが上がり、獲物を狙う様に中身を眼見している。
「これ、うちのお母さんから。皆にって!」
昨日の事が浮かんでいるけど、何だか…ずっと前の事の様で…。
昨日あれから佐倉の父親が帰宅してから、皆で話し合ったらしい。
父親も過ちに気付き、
土日はなるべく休みと取ると言ってくれた、
母親は皆と一緒に居たいと、仕事を辞めたらしい。