君の光を想う
「我が儘言えよ」
「私、春が思っている様な…人じゃないよ」
柚の眸が不安気に揺れている。
「本当は、嫌だよ。そういうの貰うの、も…食べるのも、やだ」
「……」
「春が他の女の子と、話すのも…優しくするのも、いやだよ。ずっとずっと嫌だったもん」
「……」
「春が大好きだから。春だけ、こんな事思うんだ」
黙って声を聞いていた。
聞こえてきたのは、知らなかった本音。
次第に柚の顔が再び落ちていく。
手は微かに震えていて…
「ごめんね、春…」
謝る柚の肩に片腕を伸ばし、抱き込む形で引き寄せた。
どうしよう……
「嬉しい…」
想いが声に出てしまった。
思わず密着した柚の肩へ顔を埋める。