君の光を想う
常に唐突の登場。
満面の笑みと自信満々に張り上げた声。
溜め息と共に窓から冷たい風が吹き荒れた。
余計に寒く感じ、肩を震わせた。
「寒っ!クサッ!」
ズバッと批判したのは勿論佐倉。
そして批判されたのは勿論聖。
俺は敢えて視線は合わさなかった。
「なんだよ、甘い言葉だろ?」
「アンタのは甘くない!臭い!」
「じゃあお前はどんなのが甘いと思うんですかー」
「いつもありがとう、愛してるよ!とか。」
「変わらないだろー」
「全然違うから!」
いつもの言い合いが始まる。
いや、うん、変わらないちゃあ、変わらないけど。
今時そんな元気良く爽やかに言う奴はさすがに居ないだろう。