君の光を想う






「それで良いんだよ」





そんな所も好きだから。






「ありがとう」


「風邪引くなよ」


「うん、春こそ寒さに弱いんだから気を付けるんだよ?」


「ああ…」







「じゃあね」



「じゃあ」







最後の声を交わして、お互い同時に背を向けた。





ゆっくりと歩み出す。






一歩一歩。





僅かな距離だけど、長く感じる。



スローモーションの様に。







< 292 / 347 >

この作品をシェア

pagetop