君の光を想う





いつも以上に苛つきを漂わせながら一日が過ぎ帰宅していると近所の公園に人影が一つ見えた。





その人影が気になったのは俺と同じ制服を着ている女子だったから。


それは確かにこの世で一番大切な存在。





一人ブランコに揺られながらか細い声で何かの歌を口ずさんでいる様だった。





それは悲しいメロディ。



壊れてしまう。



暖かな光が沈んでしまう。





重い足を一歩踏み入れた。


けど思い止まってしまう。




ここで抱き締めても良いのだろうか。




確信出来る事は抱き締めるだけじゃ収まらないっていう事。




触れてしまったら、手を取って逃げ出すと俺の心が肯定する。







< 307 / 347 >

この作品をシェア

pagetop