妖精なアイツ【完全版】
次の日、学校に行くと、校門前に小杉に乗った妖精がいた。


「ミッキー。今年もクリスマスはひとりなのかい?」


今年“も”ってなんや!決めつけか!!


「今年“は”です!」


「…本当にひとりなんだ。」


「なんなん!?喧嘩売ってんの!」


私は妖精に鞄を投げようとした。


「ま、待ってミッキー!ひとりなら、一緒に過ごさないかい?って言おうと思ったんだ!」


「…は?」
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