脱力くんの話によらず

「ちょっと待て!
お茶でも飲みませんか?
って誘ってくれよ!!!(TДT)」

もうプライド
ズタズタです。






−そんな感じでカフェ。


「ふぅ、生き返る〜」

私はコーヒーを飲んで
まったり一息。

「なんでわざわざ
高いカフェで?」

「駅の改札口のすぐ近くじゃん」

「自腹まで出して?」

「う」


核心をつかれたようだ。
脱力系男子、侮れない。


「待ち合わせ?」

「そんなかんじ」

「1時間も」

「まぁその前から居たので
正確には3時間」

「ストーカーですね」

「どこがだよΣ\( ̄ー ̄;)」


3時間、外に居たせいで
足の感覚はなく
コーヒーの入ったマグカップを持つ手は
じんじんと痛む。


「俺じゃあすぐ帰っちゃうかも」

「待つの飽きて?
相手が由香でも?」

「うーん」

「てか遊ぶときに待ち合わせしたら
だいたいどっちのほうが早いの?」

「向こう」

「脱力ってんじゃねーよ
てめぇ」

「(´Д`)」

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