女神さまにおねがい!!~カミコイ2~

 線香花火の落ちた火の玉を掴んでしまった。


 「大丈夫?」


 俺たちは先に…家の戻った。



 縁側で亜希緒ちゃんが傷の手当してくれた。




 力を使えばこんな傷すぐには治るけど…俺は亜希緒ちゃんの好意に甘える。



 「!?」


 髪を上げた亜希緒ちゃんの項が妙に艶めいていた。



 「……亜希緒ちゃん……俺の住む世界は…光がないん…いや今…浮かんでる半月
の光くらいしかないんだ…」


 俺は少しだけ…嘘をついた。


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