背番号1のエース



あら失礼。

言葉遣いがワルイことで。



「あー。ソレ、あたしも分かるわぁー

義務みたいになってくると冷めるー」



うっほーい!

分かりますか?分かりますか?


そうでしょう?



「ですよね!椎乃センパイなら分かってくれると信じてました!

同じ匂い感じますもん!」


「やだーっ!アンタと一緒にしないでよね!」


苦ったらしい顔をしてシッシッと追い返す素振りを見せるセンパイ。


犬じゃないですセンパイ!

めげませんよ、あたし!




「えぇ…毎日連絡とらないと不安ですぅ」


「ちょっ!沙耶は黙ってて!

この話にはまだ続きがあるんだから!」



小さくしぼむ沙耶。


そんなことしたってね、沙耶の意見は可愛すぎるからあたしには無意味なーのっ!



「奈々…アンタって奴は…」


“ほんっと最低”



うん。そう言ったセンパイの言葉も聞き流すとしよう!


よし!そうしよう!




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