逆転フィーバー



顔だって昔の春の面影はない。


失礼だけど昔の春は
カッコよくなんてなかったし。




4年という月日が
アタシも春も変えてしまっている。







「美崎さん!」


「…何か?」



アタシの席の前に
同じ日直だった松山くんがいた。




「昨日、休んじゃってゴメンね!
一人じゃ大変だったでしょう?」




「まぁそれなりだった。
別に気にしなくていいわよ」


相変わらずアタシも
言い方キツいなぁ。




てゆーか話かけられた事が
正直キツいんだけど…



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