もう一度、名前を呼んで。【完結】
「ふっ……
口ほどにもねぇ。」
そう言いながらあたしの太股に冷たい手を這わせる。
ああ………
寒い。
あたしは、頭が冷えていくのが分かった。
でも…いつもならこうなったらキレて、手が付けられなくなるのに……
体が弱っているせいで、ただただ頭が冷えるだけ。
そうしている間に倉本の手は上へ上へと上がってくる。
いつの間にか、ブレザーの前ぼたんも外されて。
あ〜、あたしヤバいかな?
なんて、他人事の様に考えた。