神があたしを罰するとき
そのとたん教室中が静まり返った。

それもあたりまえ。

今日は無視する日だから。


由加里は、「もぉ最悪」と一言だけ呟いて教室をでていった。

由加里が出て行った瞬間、一気に室内が騒がしくなった。

「赤瀬たちマジサイコー!!!」

「すっごーい!あたしならできないよぉ~」

みんなが麻由と未央をたたえていた。


すごいね、みんな。

あたしがちょっと泣いただけでこんな復讐につきあってくれるなんて。

まぁ、最初っからあたしと同じで由加里にむかついていた人もいたけど。



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