◇大好きで切なくて◇
私は彼氏の建とあそんでいた。

建は私を一番に考え
一番大切にしてくれた

そして私たちは二人でお祭りにいった

「建〜!これ買って〜」
「ん?もう。海夏は我儘だな」「ねーいいでしょ?」
「そんな顔すんなって。いいよ〜買ってやる!我儘姫さん!」
「わあいっ建大好き」

その時は気づかなかったなんてバカなの?
初めてバカだって気づいた。

建はギリギリの生活をしている。
なのに私にお金かけてばかりで...

「建、ごめんね。私別れないと」

いきなりで困ったよね

「いきなりでごめんね。でも無理だょ。私といたら建生きてけないよ」

「どうしたんだよ?俺別れたくないよ」

「建が悪い訳じゃないんだ..私が悪いの」

「海夏なんで?なんでだよ!?」

「建はギリギリの生活なのに、私となんかいたら生きてけないよ」

「そんなの海夏は気にしなくていいんだよ」

「でも私は、無理なの。建ごめんね」

泣き出しそうになった
だけど泣いちゃダメだ
真面目になんなきゃ...

ダメだ泣きそ

「たつるぅ。私だってえわ、わ、わたしだってえ嫌だ、だ、よお」

「じゃ、な」

「建ダメだょ。他の子と幸せに...な」

とたんに建が私を抱き締めた
「俺は海夏じゃなきゃダメだよ。海夏じゃなきゃダメだよ海夏じゃなきゃ幸せになんてなれねえよ」

建の声が震えていた

「なかないで...建」

私はただただ、建の背中をさすってた。
そのくらいのことしか

できないんだよ.

「建、バイバイ」
「うみかああああああ」

なんでだろうね


私には運命の人がいてもいないんだょね


それからというものの
恋愛なんてしなくなったの


「高校いきたくないなぁ」

「なにさぁ。海夏は!高校なんてイケメンたくさんいるものょ?」

走ってしおたんの隣に来た真理もいう

「そうそう。やばい〜早く高校いきたいょー」

「真理ったら」

「そうだ。海夏。建くんどうなったのー?」

建...

「こら。真理!!建くんの事はいうんじゃないよ」

「あ、ごめんなさい」
「でも建くん彼女いるみたいだよ?」

「まじか。建の事はもういいんだ」
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