恋ごころ*中学生恋愛*
泣き終えた頃には、暗くなってた。

どれくらいたったか分からないけど…

佐野先輩は気長に待ってくれてたんだね。


どうして、そんなに優しいんだろう…

ただ、一度恋バナしただけなのに。

どうしてそんなに協力してくれるのかな。


佐野先輩が私のこと好き…??

いやいや、そんなわけない。

こうゆう人は、理想は絶対高いはず。


こうゆう人は…

そう思いながら、じっと佐野先輩を見つめた。

「なに見てんの。帰るぞ、送る。案内しろ」

「そんな…いいですよ」

「いいから、ほらチャリもってこい。」

「あ…はい。」

決して2人乗りみたいなラブい下校じゃないけど。

一緒に帰った。


佐野先輩の優しさに胸がなぜか熱くなる。

先輩、ありがとう。
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