恋ごころ*中学生恋愛*

どうしようもない俺は、本気で協力した。

コイツを助けてやったし、

相手にもガツンと言った。

泣くコイツに胸を貸したり。

だけど、いつからか…

"こいつらをくっつけたくない"

そう思うようになってきた。

なぜかは最初分からなかったけど

いつしかこれが"好き"という感情なんだと知った。


それからというもの、小林を見ると妙に意識して。

演技のときのように、自分を悟られないように

強がってみせた。

だって恥ずいし…恋なんかで動揺するなんて。

でも、俺の欲しいものは

小林志帆、ただ1つ。
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