fantasy・story
フェノール街


ここは、フェノータウンの中心街
……アフェロナの酒場……


二人の人間が話していた。


「我は、シャネル・ヴィトンだ。
そなたは?」


この人は自分で言った通り、
シャネル・ヴィトンと言う。

謎の多い奴だ。


「俺か?俺は翡翠とでも
呼んでくれ、シャネルさん」


翡翠はシャネルの質問にそう答えた。


翡翠もシャネルと同様に謎の多い奴だ。


「翡翠…か…。この街の者か?」


「いや、丁度昨日ここに着いた。
シャネルさんは?ここの人?」

シャネルが聞き、翡翠が答えた。


「あぁ……まぁな……訳有りだ。」


シャネルは、少し沈み気味な感じで言った。


「そっか。深くは聞かないことに
するよ♪あ、いきなりだけどさ
仲間になってもいい?」


翡翠はそれを感じとり、明るい話に変えた。





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