Soft Luck ―ファンタが街にやってきた―





威厳があり落ち着いた感じの紳士と、思い出したくもない刑事が連れ立ってやって来た。



「近くのゲームセンターに潜んでいたそうすです。捕まえてくれたその青年は奴らの顔をよく覚えており、この周辺のあちこちで人相を言い見事見つけ出すことに成功したわけです。だが奴らは飛び出しナイフで抵抗した」



「飛び出しナイフ!?それでふぁんた、弟は!?」


わたしは声をあげて話に割って入った。

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