御退散
目玉しゃぶり:ふふっ・・・元々悪鬼などおらずとも貴様らを地獄に送ることなど簡単じゃ・・・目玉ガスっ!!


目玉しゃぶりが人間のものと思える目玉を投げる。

コロコロ・・・


頼光:うわっ目玉が転がってきたっ

金時:こんな目玉、踏み潰してやるっ!!


と、その瞬間っ!!プシューっ!!目玉から白い煙が出てきて、頼光たちの視界を奪う


季武:ゴホっゴホっ・・・何も見えん・・・

目玉しゃぶり:ひっひっひっ・・・くらえっ!!

ツナ:くっ・・・


ツナが腕を斬られた。目玉しゃぶりの杖は仕込み杖で、日本刀が入っている。白い煙を利用して、その日本刀で攻撃したのだ。

目玉しゃぶりは、周りに敵しかいないため、例え目が見えなくても攻撃してダメージを受けるのは敵。

ところが、頼光たちは周りに仲間がいるため、むやみやたらに武器を震えない。

この状況は、完全に目玉しゃぶりに有利な状況なのである。


目玉しゃぶり:じ〜っくりと殺して、目玉をもらおうかの・・・

頼光:ぐあっ・・・

金時:ぐっ・・・


どうやら、頼光と金時も目玉しゃぶりの仕込み杖にやられたらしい。


目玉しゃぶり:手も足も出まい・・・武士など所詮こんなもんじゃ・・・


目玉しゃぶりの一方的な攻撃が続く・・・

ところが、だんだん白い煙が引いていく。

そう。季武が壁づたいにお堂の扉を探し、その扉を開けたのだっ!!

煙は自然と外に流れていく・・・
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