人間の身体と夢は反比例である。

「千華、自分の言ってること、
 わかって…『わかってるよ!』


千華が初めて声を荒げた。

『わかってるよ!
 だけど、夢見たっていいじゃん…
 叶わないことだってわかってるよ。
 一生、想ったって。
 一生、願ったって…

 だけど…



 だけど…いいじゃん。』

千華の頬に
やりきれない真っ直ぐな想いが
輝きながら一筋、つたった。



…ごめん。千華。
…ありがとう。千華。



…これで自分の気持ち、再確認できたよ。


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