放課後姫とヤンチャな騎士
「剛志くん…
うーん…」


澪は困ったように頭を押さえた。


「分かった!!
なんとかしましょう♪」


「本当!?」


乃里子が言うと、澪は笑顔で頷いた。


「ありがとうございます。」


剛志は再び頭を下げた。


「そんな、やめてよ?
うまく行くかも分からないんだし…
とりあえず、梓さんの写真とかある?」


「分かりやすいように、学生の頃の写真持って来たよ♪」


乃里子は鞄から写真を取り出すと、澪に渡した。


「どれどれ?
…ん?
あぁー!!??」


澪は写真を見ると、大声で叫んだ。


するとバタバタと廊下を走る音がして、扉が勢いよく開いた。
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