仮想世界に生きる少年
27. 社長
俺はもう一度伊藤に会いに行った。




護衛が数人いた。



誰も話さずに、ただ仕事を優先していた。



俺はエレベータに乗っていたがこの沈黙した空間が嫌だった。





伊藤がいる部屋の前に着いた。




俺は部屋をノックして入った。





「よう、山本。どうだった」







伊藤は多才能力者に会ってきた俺に感想を求めて来た。







「別に大したことなかった」





「そうか」




「それじゃあ、本題に入らせてもらっていいか」






「いいよ。ソファーに座って話そう」





俺と伊藤はソファーに座り、向かいあった。









「俺の調べで『Xファイル』は『W』内にある」








伊藤は考えだした。少し経ち、話し始めた。








「『W』内にか…それはないだろ。
一度調べた」








「俺は調べてない。
調べたのはホークだろ。
俺が『ヘブン』を離れてから、ホークが調べた。
結果として何も出なかった。報告ではそう聞いたが…」







「そうだ]





「ホークがミスをした。
それが俺の考えだ」






「ミスか…」






「一度、ホークに会わせてくれないか」






「それは無理だ」






「どうして…」










「あいつは殺された…」
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