仮想世界に生きる少年
俺はPCに手を触れた。俺の身体を取り巻く粒子を見つめた。



粒子をPCに流したらどうなるんだろう



俺はPCの電源を点け、インターネット回線に自分の粒子を流した。




俺は不思議な空間に入った。









ここは…







『PCの世界』に入ることができた。


この世界は何だ…


それが最初の印象だった。


色々な文字や書類が空間に浮かんでいた。







俺は移動して、入力するキーボードの置かれた場所を見つけた。


キーワードを入力した。


確か手紙には日付が書かれていた。


その日付を入力すると一枚の書類が目の前で構成された。


素晴らしいものだった。





『分身』能力にこんなものがついているなんで知らなかった。





しかし、いくら探してもテストの問題用紙が見つからない。


俺は手紙を出した人が誰かを調べた。


『綾瀬マナ』とわかった。


俺は現実世界に戻り、『綾瀬マナ』の席を探した。


簡単に見つかった。






一番下の引き出しに鍵がかかっていた。







この鍵の番号さえわかれば解けるのか。



俺はもう一度『PCの世界』の世界に入れ、『綾瀬マナ』のデータを調べた。


誕生日や住所の情報は役に立たないと思った。



パスワードがわからない。



俺は学校内に防犯カメラがある情報を知った。


その映像を見た。職員室の映像が流れていた。



俺は『綾瀬マナ』が引き出しを空ける映像を探した。


見つかり、鍵のパスワードを確認して『PCの世界』を出た。








パスワードを入力すると引き出しが開いた。


俺は中をあさり、テスト用紙を手に入れた。



俺はコピー機を探し、印刷をした。


初めて使ったが便利なものだった。



テスト用紙をもとの場所に戻した。
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