あなただけ
life.1

 私の名前は逢坂楓。高校二年だ。
「楓、また拓海君の事見てるの」
「そんな事ないよ~」
「またまた~」
「本当だってば~」
 いきなり話しかけてきたのは木崎愛。私の中学からの親友だ。
「じゃぁ、なんで拓海君の事見てたの」
「そ、それは・・・その・・・」
「も~、しっかりしなさいよ。」
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