続・女好き彼氏



「人ん家の前で気持ち悪いワカメみたいなことしないでくれない?」



聖斗!!?!



あたしは驚きのあまり口をガバッと開けたまま硬直してしまった。



あたしはなんてバカなんだろう…
まさか聖斗に見つかってしまいそんでもって気持ち悪いワカメ呼ばわりされて
あげく、邪魔だと迷惑だと言われた……。



こんな奴…



エンジェルなわけがねぇぇ!!!!



なんて声に出したりはしません。



心のなかで叫んでやっただけだ。



あたしは開きっぱなしだった口を自分の手で元に戻し、何事もなかったように立ち上がった。



「今晩は冷えますね」



なんて意味不明な言葉を言いながら…。



「もうすぐ夏だけど」



「あ、そうだった、あはははは」



なんてぎこちないしゃべり方なんだ!!


気持ち悪すぎて聖斗くんに笑い堪えられてますがな!!



あたしはそんな聖斗の目の前で咳払いをして、バカ聖斗に本題を話してみる。








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