今日も地球の上では☆1
「流くん!」



おっと。

電話が終わると同時に、ミューは俺のすぐ目の前まで来て、下からムッとした表情で睨んでいた。



「なんだよ? 純さんに何か言われた?」

俺の言葉で、何故かミューの顔が赤くなっていった。



「流くん、純さんにも言ったの?」

「ん? 何を?」

「えっ? あの……その……」

ミューの視線が泳いだ。



「何?」

俺が再び訊き返すと、ミューが真っ赤な顔のまま、キッと俺を睨んで言った。



「『流が傷付けた責任取って、嫁にもらってくれるらしいぞ? よかったな』って、そう純さんが言ったんだもん!」



ああ、純さん、ミューにも言ったのか?

俺がクスッと笑うと、ミューが頬を『ぷうっ』と膨らませた。



「責任取ってお嫁さんにしてもらっても、嬉しくないよ!」

ミューの言葉に、自然と口元が緩む。

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