俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

何気に波長が合ってるんじゃないかしら?

なんてことを思いつつも、悠由は大丈夫そうなので聞きたいことを聞いてみることにした。


「で、あの…久遠先輩。悠由になにか用があったんじゃ…」


「ああ! そうそう」


「?」


きょとんとして首を傾げる悠由。

裏腹に……久遠先輩のほうは、神妙な顔つきになった。


「告白に……来たっ」


「……は?」


あたし達三人、声を合わせた。


なにを……この人…。


唖然とするあたし達……に、なんとこの先輩は。



「……まあ、冗談だ」



…とか言ってのけやがった。

さすがに……イラッときたわ、ええ。

美紅も同じみたいだけど、悠由はなにも理解してない。

平和な子…。


「本当はな? 龍樹が消えた理由。……分かったんだ」


「!!?」


その言葉を聞いた瞬間、悠由は大きく目を見開き、触れていたあたしの手を、強く握った。



< 240 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop