俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

「つ、疲れた……」


フル稼働しすぎた…!!

でもおかげでお仕置きは一回だったし…。


「お前思ったよりもできねーのな」


「はい。これには自信があります」


「いらねぇよ」


勉強道具をしまいながらキッパリと言うと、最もな突っ込みをされた。

できない自信いらないよねそりゃ。


「って……お前はなにを取り出してんだ」


「え? お勉強の後は、普通これでしょ」


持参のチョコレート。

脳が、ほら。

糖分を欲してるんですよ。


「勉強してなくても年中食ってんだろ」


「特にってことですよー」


先輩そこまで嫌いなんならどうやって糖分をとっているんだ…!!

果糖? 果糖とかです?


「もう昼だぞ。どっか食い行くか?」


「ふえ?」


チョコレートを咥えて振り返る。


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