俺様野郎×鈍感女


「で、芳賀くん入れていい?」


「あっ、もちろん」


ってゆーか、芳賀くん…寝てるよ?


……起こしてあげよ。


「芳賀くーん?」


「………」


あたしはトントン背中を軽く叩いたりして起こそうとしてるけど……なかなか起きてくれない。


「芳賀くん起きてっ!」


「んっ……徳岡か…」


芳賀くんはやっと起きてくれた。

「なんで太一がここにいんの?」


「おっす、雄治」


おっすって……(笑)


「修学旅行のグループ決めてんだけど、俺、舞、凛華ちゃん、雄治の4人にしようと思ってんだけど、い?」


「いんじゃね?」


軽い返事ですこと……(笑)


「はい、じゃあ決まりー♪係はどうする?」


班長は……太一くんでいいとあたし的には思うんだよねー……


さっきからまとめてるのは…全部太一くんだし(笑)


「じゃんけんな!」


ゔっ……


あたし…じゃんけん、勝ったことない………(泣)


「最初はグー」


うわ、勝手に初めてるし。


もうどうにでもなれ!


「じゃーんけんぽい」


あたしは、運任せにパーを出した。


舞と太一くんも、あたしと同じでパーで、芳賀くんは……グーを出していた。


「ってことは雄治、班長決定♪」


「マジかよ…ざけんな!」


「残念ながら誰もふざけてなんかいませーん♪」


「ってめぇ、殺されてぇか?」


「…さっせん……」


なんか太一くんと芳賀くんの会話って面白い♪
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