+-+ another storys +-+
真っ直ぐな目で見つめられ、ガラにもなく照れてしまう。




「……サンキュー」

ごまかすように風にあおられた髪を撫で、その髪にキスをした。


「ちょ……っと!?」

赤くなった顔に頬を緩めてしまうのも、相当ハマってる証拠なのか。





「ところで」

「え?」


「俺の名前、知ってる?」

「?」


意味が分からない、と言った顔で俺を見上げる。


「知ってる?」

「……徳永陸、でしょ? 何、いきなり……」


怪訝な顔で答えるアイツ。
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