♀♂存在感22%の恋♂♀


「…嘘。
 …なん………でぇ…?」
滲んだ目を擦って
もう一度、
目をこらす。
くっきりと写し出された文字…
『櫛森』



やっと気持ちに
ケリをつけたつもりだったのに。
やっと気持ちを
仕舞えると思ったのに。


なんでメールしてくんの?
ねぇ、なんで?




そんな気持ちを押し殺して
ケータイを手に取った。


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