金木犀〜恋の香り〜

「さ…さすが進学校。俺達とは勉強の量がちょっと違うな…」


「んあぁ……ちょっとだけな…」


さっきまで静かだった学校が、たくさんの人の声で賑わっていた。



校門を通過する奴らは、ジロジロとこっちを見る。


当たり前か、部外者だし。

ただ、それだけだと…思ってた。
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