金木犀〜恋の香り〜

「ごめん…でも、体が勝手に動いたんだよっ…!」


「大輔っ…やり直そう。そんな気がないなら、もうほっといて…」


俺は………………………

何も言わずに、震える由嘉を抱きしめた。




「何とか言ってよ…私、もう大輔しか…」


「…何も言うな。わかったから…」


抱き合う俺達を
遠くからそっと見ていたのは…


瞬平と南だった………。
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