1年ゲーム
お金を安くしてもらってることも。


一年貸すのに、1億50000万なんてありえない。

「マスター。このお姫様とお知り合いですか?」

あたしは露骨に嫌な顔を"出した"。

「ハハッ。雅樹(マサキ)。やめてやれ。そのお姫様っての。」
さすがは奨君。
『さすがは奨君!』
「ハハッ。毒舌もお手柔らかにね。」
きっと、さきの人は新人。
気に食わないのが顔に出てる。
絶対売れないだろう。
それに媚を売ってるのも分かる。

奨君は自然と奥の席へと誘導してくれた。
そして"あれ"の話へと変わる。

『ねぇ、奨君。今回のキーワードっていったい何なの?』
「それは秘密に決まってるよ。」
『やっぱりですか。』
「でも…すぐ分かるんじゃない?」
『え?』
「俺と聡と唯斗の関係は?」
『幼馴染。』
「うん。分かったっしょ?」
『いや全く。』

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