溺愛キング
やっぱり、止めるべきかな。

優乃さんの言葉に賛同しちゃったけど、藍はずっと探してくれてた。

藍に悪いよね?

ん〜

ん?


藍の手が矢耶の顔に触れた。

頬を撫でてる。

多分、暗いけど藍は見えてるんだろうね。

なんか、すごい視線を感じる。


やっぱり藍の腕の中が一番落ち着く。

だんだんと眠たくなってきた。

意識がとぎれる間際に藍が何か言っていた。

けど、聞き取ることなく眠りについてしまった。


―――――――……


「おやすみ、矢耶。んで、ありがとう」


藍飛は矢耶が寝てないことに気付いていた。

だから、藍飛はこの上ない幸せをかみしめて眠った。


そんなことも知らず矢耶はぐっすり眠った。

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