星の光る夜空の





紗良は光汰の妹に、光汰は紗良の兄になった。



偽りの。



しかし、偽りでも本物の兄弟のように生きられると、光汰は信じていた。



しばらく2人で遊んだ。



そして、ママは今日も仕事に出かけた。



2人は手をつないで、夕飯を買いにコンビニへ行った。



『今日の夕飯は紗良の好きなものでいいよ』



『本当に!?ここにあるもの何でもいいの?』



『そうだよ。でも食べられるだけだよ。』


紗良は片っ端からこれなぁに?の連続だったが、光汰は紗良の行動にもう驚かなかった。



そして1つ1つ丁寧に答えた。
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