鳳龍～伝説の少女～

だけど、やっぱり１人で考えると全然分かんなくて仁と話せば分かるのかな・・・。






１つ分かる事は、他の人とは違う感情を仁に抱いてるって事だけ。






でも、その感情が好きだからなのか翔と重なって見てるからなのかがはっきり分からない。






どうしたら答えが見つかるのか考えても見つかんない。






そう考えていると、部屋の扉が開き仁が入って来た。






千「さっきはごめんね・・・あんなつもりじゃなかった」






仁「あぁ」






千「あたしね、毎日眠ると翔の夢を見るの。だから眠らないようにいっつも起き続けてた。夢を見るとあの日の事件がフラッシュバックしてどうしてもまだ翔はいるんだって思ってしまう。ねぇー仁、あたし他の人とは違う感情を仁に抱いてるのはホント。だけど、それが好きだからなのか重ねて見てるからなのか分かんない・・・」






仁「急いで分かろうとしなくていい・・・今は、翔と重ねて見ても構わねぇー。けど、いつかはちゃんと俺だけを見てくれ」






千「うん・・・」






仁「それまでちゃんと待っててやる。それから、さっきはあんな事言っちまって悪かった。お前はあの女とは違うってちゃんと分かってっから」