華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
圭祐は急いで起き上がり、バスケットゴールの後ろに隠れた。
楓もムクッと起き上がり、圭祐の視線の先に目を向ける。
「こらぁ!圭祐ぇ!!」
そこには、どう見ても怒っている楓たちよりは少し年上の女の子。
その子がだんだんと近づいてきていた。
「あっ…杏奈!
今行こうと思ってたんだよ!!」
そう弁解する圭祐も、あっけなくガシッと捕まえられてしまい…
「…ったく……」
と言いながら杏奈という女の子が、やっと楓を捕らえた。