華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
「それが俺の勉強。
小学校の勉強なんかもう終わった。」
チラッと楓が蓮の顔を見ると、何の感情もない無表情だった。
「楓は学校行ってんだな〜。
俺も中学から行こうかな。」
フッと笑う蓮。
楓は何も言わなかった。
「楓の学校って、あれだろ?〇〇小学校。」
「え、違うよ?○●小学校だけど…」
蓮が口にしたのは、楓の知らない小学校。
楓は自分の通う学校の名前を言った。
「それって隣の市じゃん。」
…俺、どれだけ走ったんだろう。
楓は肩を落しながらそう思った。