cross-----桜色の時間軸。


「どうしたんですか?」

「あなたは確か・・ぃぇ。アナ

タを巻き込むわけには行きませ

んね」

「どうしたっていうんですか!

?私にできることがあったら何

でも言ってください」

彼は私の目をじっと見て。

「後悔はいたしませんか?」

そう言った。

「そんなに危険な事なんですか

?」

「アナタはこの時代の人間では

なくなるかもしれません。」

「・・・」

信じられなかった。

でも、彼が嘘を言うような人で

はないことは分かっていた。

「どう・・いうことですか?」

「アナタの家にある、石」

「石?そんなものうちには・・

ある。おじい様が家宝として大

切にしていた」

「それは元々こちらの時代の物

なのです・・それをアナタの祖

父はどうやってかこの時代に持

ってきたのです」

「それをアナタにあげればいい

のでしょう?ナゼ、それが危険

になるんですか?」

「この時代では私はその石に触

れる事すらできない。だから孫

のアナタが、私とともに時代を

さかのぼらなければならないの

です・・そして、その石が戻っ

てきたら時空の扉は閉ざされる

・・アナタは帰れなくなってし

まいます。」

「・・・」

「それでも「やりますっ!!」

「危険ってことが分かっている

んですか!?」

「私の家のした事です!落し前

はしっかりつけます!帰れなく

なっても構いません!」

「ならば・・・」

「はい」

「明日の今。ココへきてくださ

い」

「はい」

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