「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「あの時…俺、本当最低な男だったよな…」


俯き、髪をクシャリと掴んだ。隙間から見えるカズくんの瞳がユラユラと揺れて見えた。



「俺…自信なかったんだ」



「えっ?」



「お前に、俺…好かれてるって自信がさー…だから、なんか苦しくてー…」



苦渋の表情を浮かべるカズくん。


初めて聞いた言葉だった。いつもみんなに好かれてたカズくんが、あたしに好かれてるか自信がないって思っていたなんて…。



「だから…あんな事を言ったの?」



「───あぁ。ごめんな…」



「───そっ…かぁ…」



静かな病室の空間に笑いながら廊下を歩く恋人同士らしい話し声が響いていた。




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