君に歌って欲しい歌


そりゃあ・・・ね?

告白されるのは嫌。


でも、彼女でもなんでもない、ただのクラスメイトのあたしに、止める権利なんて全くない。

『クラスメイト』という壁は、あたしにとって、とてつもない大きさに感じる。


どーってことないことだろうけど、きっと皆より少し近すぎて、遠いから・・・


皆可愛い。

あたしはふっつう。

もし、翔君の彼女への気持ちがなくなって、告白されて、好きになったりしたらどーしよ・・・

ありえない・・・?

ありえるよね。

だって、彼女は寝たっきりで、目ぇ覚まさないし、気持ちなんてすぐに変わっちゃう。



もーすぐ、文化祭。


あたし達のクラスは定番のお化け屋敷。


それまで、翔君の気持ちが変わりませんよーに。


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