狼少年
あの狼少年だった。

寝ていて気付けなかったが

紛れも無く狼少年だった。

睨まれるのは本日三度目。

なんて運が悪いんだ。

とにかくこの場から離れることにした。


夏とはいえど、9時。

日は沈み、辺りは真っ暗だ。

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