未来
暗くにじんだ青が一面に広がって
今にも降り出しそうな 空を見上げて

ぽつりぽつりと君が
不確かを落として
僕は隣でただただ黙ってる

愛すれば愛するほど
おろかな自分と対峙して呼びかける暇もないくらい
そばにいないと

心なしか君の態度が変わっていた事を
あのときから気づいてた
夢なら覚めてほしい
何度願っただろう
崩れ落ちそうな積み木を両手で支えて
抱えた思いを今手放すよ
苦しいからじゃなく君との未来の為に



冷たい雫が頬を撫でて
暫くそのまま息も白く立ち尽くした

温かな光が雲間から覗き その時気づいたんだ
優しい君のぬくもりみたいだと


愛すれば愛するほど
たくさん困らせて
わがままばかりの僕は
本当に愛していたのかな?
抑えきれない情熱に身を任せて
ただ君でいっぱいになりたかった
夢なら覚めないで 何度願っただろう 柔らかな匂いが僕を弱らせる
胸いっぱいの思いを今手放すよ
苦しいからじゃなく君との未来の為に




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