【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢



湊太くんは抱きしめていた腕を緩めて、



私の肩に手を置いた。



だんだんと湊太くんの顔が近づいてきて、



私はギュッ目を閉じた。




初めての………




「香澄ちゃん」




…………え?




ぱちっと目を開けたら、


間近に湊太くんの顔。




「力…緩めろ」






ぱちぱちと瞬きをした。




ふっと湊太くんは笑って、




ちゅっ







唇がちょっとだけ触れた。





すごくドキドキした。




また…ちゅっ





ちゅっ




何回もされて


ふっと笑ってしまったら、




頭の後ろに湊太くんの手が回ってきて




優しく…ながく…



キスをされた。




息が…苦しくなって


ちょっと唇を開けたら、



湊太くんの舌が入ってきて


「…………んんっ……」



ってなんか変な声が出てしまって




歯列をなぞられたり、



舌を絡めてきたり…






もうおかしくなりそう…


息が苦しいし…


でも頭を抑えられているから、


動けない…







違う……




湊太くんのキスに


体がとけてしまって



動けなくなってしまったんだ…







息よりも



ずっとずっと胸の方が

きゅ−−っと苦しくなっていた。







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