星空の追憶

母と星空

その夜


あれから賢治には会わずに帰って来ちゃったけど…

変に思われたかなぁ…


今日は良く晴れていた

静かに輝く、満天の星空を眺めながら、考えていた


明日、賢治に聞かれたら何て答えよう…

まさか、恥ずかしくて顔を見れなかったなんて言えないし…


「どうかしたの?」


突然、後ろから母の声


「お母さん…」


母は横に座った


「懐かしいわねぇ…」


空を見上げながら呟いた
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