出来ちゃった恋愛
結局チビ太に泣きわめかれてミルクをあげる。



3回目はサキにやらせてみた。



「怖い。ヤダ。壊しそう」

「あたしも怖いから」

「ビクビクしてんなよ。親だろ?こんなもんサクッとな~」



おぉ、大人サキです。



ソファーに座ってミルクを飲ませるサキはやっぱりパパには見えなくて。



若い…。



「うまいの?チビ太、うまい?う~ん…このままガブッと食いたいなぁ~」

「サキ…」

「チューしていい?くぅ~!!世界一カワイイ!!」



産まれたての我が子にメロメロですな。



まぁその姿は見ててほほえましい。



「ゲップさせてね」

「任せとけ!!」

「「だぁっ!?」」



ち、チビ太がサキにミルクぶちまけたっ…。



ゲップさせんの遅かったんだよ、きっと。



「は、吐かれた…」

「脱いだら?」

「あっ、はい…」

「せっかく飲んだのに~。また腹減って泣くじゃん」



やっぱり赤ちゃんは超大変な生き物みたい。



< 319 / 440 >

この作品をシェア

pagetop