ひとかけらの恋
二章 小さな強さ
♪ピロリロリ~ン♪


ポケットの中に入れてある携帯が鳴り出した。



  Eメール受信
    紗季 



【菜月ちゃんもう帰ったから、帰って来てね(*^_^*)あと、お母さんが買い物から帰って来て手伝ってって言ってるよぉ☆】



手伝いかよ…。


まぁ、そろそろ帰ろうと思ってたからいいか…。



タッタッタッタッ。



私は少しジョギングしながら帰った。



ガチャ!!



「ただいま~。」



「あっ、ちょうどよかったわ~。手伝ってねー。」



「わかった…。」



私はキッチンに行って、包丁を持ち材料を切り始まる。



トントントントンッ…。



トントン…ツルッ!!


…!!!!!!!



「痛~い!!」



「どうしたの!?」



ジワッ…。



私の人差し指から血がにじみ出る。


私は手を滑らして、指を切ってしまった。



「ばんそうこうを貼っておきなさい。」



「うん。」




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