ひとかけらの恋
「美晴ちゃんおはよ~。」




クラスの友達が私に挨拶をする。




「…おはよ!」




私はニコッと笑って挨拶した。



でもこんなの、ただの苦笑い。



昨日からいまいち笑えない。



翔がまた行ってしまうと聞いてから……。



私はイスに座って鞄から筆箱などを出した。



カサッ…。




私は鞄の中に入っていた小さな袋を手にした。



翔へ渡せなかった誕生日プレゼント…。



もう引き出しから出すことも、見ることもないと思っていたプレゼント…。



一応持ってきたけど、実は駅に見送りに行こうか自体迷ってる。



また会ってしまったら絶対悲しくなるもん……。



それならいっそのこともう会わないほうが…。




「美晴……、朝から元気ないけど何かあったの?」




ボケーッとイスに座ったままの私に優が話しかける。








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