HARUKA -衝動の果てに-
路上ライブ
―――翌日。


今日は土曜日だった。
学校は休み。
部活動があるけれど、あたしは無所属なので関係ない。


「おはよう、悠ちゃん」

「おはよ橘内さん」


霧羽と平山とあたしは今、学校近くのファミレスにいた。


おはよう、と返してから、ここに来るまでに霧羽はどれだけ心臓バクバクだっただろうと考えた。


「何注文する?」


その合図であたしは日替わりランチとコーヒー、平山はカレー、霧羽はスパゲティとドリンクバーを頼んだ。


店員さん、決してあたし達を誤解しないでほしい。
平山をとりあってるとかじゃないから。


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